Notta vs スマート書記:AI議事録アプリ徹底比較(2026年版)
採用担当者、経営層、コンサルタントなどに利用されています。
Notta vs スマート書記:AI議事録アプリ徹底比較(2026年版)
Notta vs スマート書記の結論を先に述べると、個人や小規模チームが自分の会議を記録するならNotta、部門横断で議事録の作り方を標準化したい法人ならスマート書記です。両者は同じ「AI議事録」というカテゴリに並びますが、想定している購入者が異なります。Nottaは月額1,185円から個人が契約できるサービス、スマート書記は基本使用料が月10,000円からの法人向け製品です。
補足が1つあります。スマート書記は2025年12月1日に「Otolio(オトリオ)」へ名称を変更しました。提供元のエピックベース株式会社は変わらず、機能とサポートも引き継がれています。記事内では検索されている名称に合わせてスマート書記と記しつつ、現行名がOtolioである点を前提に比較します。
Notta vs スマート書記 の比較早見表
Notta vs スマート書記を一行で言えば、個人と小規模チームにはNotta、全社導入と運用統一にはスマート書記(Otolio)です。
| 項目 | Notta | スマート書記(Otolio) |
|---|---|---|
| 最適な用途 | 個人・小規模チームの文字起こし | 法人の議事録運用の標準化 |
| 提供形態 | セルフサービスで即時契約 | 法人契約・見積もり型 |
| 対応言語 | 104言語 | 日本語中心 |
| オンライン会議 | Zoom・Teams・Google Meetへボット参加 | オンライン会議に対応 |
| AI要約 | プレミアムで月100回、ビジネスで月200回 | AIパックで要約・清書・要点抽出 |
| 話者の識別 | あり | あり |
| プラットフォーム | iOS・Android・Web・Chrome拡張 | Webを中心とした業務利用 |
| 料金の起点 | 無料枠あり、プレミアムは年払いで月額1,185円 | 基本使用料 月10,000円〜+AIパック 月15,000円〜 |
| 導入実績 | 個人利用を含む広範な利用 | 累計7,000社以上 |
Nottaとは?
Nottaは日本で広く使われているAI文字起こしサービスです。iOSアプリ、Androidアプリ、ブラウザ、Chrome拡張が揃い、104言語に対応します。ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetの会議にボットとして参加させることもでき、リアルタイムで文字起こしを表示しながら会議を進められます。無料プランがあるため、契約前に精度を確かめられるのも利用が広がった理由です。
想定されているのは、自分の会議や取材を自分で記録する個人利用者と、少人数のチームです。申し込みから利用開始までが速く、稟議を通さずに導入できます。
Nottaの主な機能
- 104言語の文字起こし:日本語以外の会議や、日英が混ざる打ち合わせにも対応します。
- 会議ボット:Zoom・Teams・Google Meetに参加させ、参加者が操作せずに記録できます。
- リアルタイム文字起こし:会議中に画面で発言を追えます。
- AI要約:要点を自動でまとめます。プランごとに月間の実行回数が決まっています。
- 話者の識別:複数人の会話を発言者ごとに区別します。
Nottaの料金
- フリー:月120分まで。1回あたりの文字起こしは3分まで。
- プレミアム:年払いで月額1,185円。月1,800分、AI要約は月100回まで、1ファイルあたり最大5時間。
- ビジネス:月額2,508円。文字起こしは無制限、AI要約は各アカウント月200回まで、複数アカウントを一括契約できます。
- エンタープライズ:個別見積もり。
スマート書記(Otolio)とは?
スマート書記は、エピックベース株式会社が提供する法人向けのAI議事録サービスです。2025年12月1日にOtolio(オトリオ)へ名称を変更し、議事録作成にとどまらず会議音声を業務全体で活用するAIエージェントへと位置づけを広げました。累計7,000社以上が導入しています。
会議の録音、議事録エディタでの編集、音声・動画ファイルのアップロードが基本機能で、上位オプションのAIパックで自動要約、清書、要点抽出が使えます。個人が思いつきで契約する種類のサービスではなく、議事録の書式や運用ルールを組織として決めたい場合に選ばれます。
スマート書記(Otolio)の主な機能
- 会議の録音と議事録エディタ:録音と編集が同じ画面で完結します。
- 音声・動画のアップロード:会議以外の音源も取り込めます。
- AIパックによる自動要約と清書:要点抽出と文章の整形をAIが担当します。
- 法人向けの利用管理:利用人数や利用時間を組織単位で管理できます。
- オンライン会議への対応:Web会議の記録にも使えます。
スマート書記(Otolio)の料金
固定の月額プランを選ぶ方式ではありません。利用人数、月間の文字起こし時間、オプション要件の3つの変数で総額が決まります。目安は基本使用料が月10,000円から、AIパックが月15,000円からです。正確な金額は利用状況に応じた見積もりが必要になります。
項目別の比較
料金体系と契約のしやすさ
Nottaは無料枠があり、クレジットカードで即日契約できます。プレミアムは年払いで月額1,185円と、個人が自腹で払える価格帯です。スマート書記は基本使用料が月10,000円からで、見積もりを取り、社内で稟議を通す前提の製品です。金額の大小ではなく、意思決定の重さが違います。
勝者:Notta(個人・小規模チームの導入しやすさ)
法人での運用と管理
利用人数、利用時間、オプションを組み合わせて契約する仕組みは、部門ごとの利用実態を管理したい法人には合理的です。累計7,000社以上の導入実績があり、議事録の書式や運用フローを組織として揃えたい場面で選ばれています。Nottaのビジネスプランも複数アカウントの一括契約に対応しますが、運用の作り込みという点ではスマート書記が上です。
勝者:スマート書記(Otolio)
対応言語と多言語会議
Nottaは104言語に対応します。海外拠点との会議、外国語話者へのインタビュー、日本語と英語が混ざる打ち合わせを扱うなら差は明確です。スマート書記は日本語の業務利用に軸足があり、多言語会議を主目的にする製品ではありません。
勝者:Notta
オンライン会議への対応
NottaはZoom、Teams、Google Meetにボットを参加させられ、参加者が録音操作をしなくても記録が残ります。スマート書記もオンライン会議に対応しますが、会議URLへの自動参加という点でNottaの手数の少なさが目立ちます。
勝者:Notta
AI要約と議事録の仕上がり
Nottaの要約は回数制限つきで、プレミアムが月100回、ビジネスが月200回です。要点を素早く把握する用途には十分ですが、そのまま配布する議事録としては手直しが必要になります。スマート書記のAIパックは要約に加えて清書を含み、社内で配る文書としての完成度を狙った設計です。配布物としての品質を求めるならスマート書記が優位です。
勝者:スマート書記(Otolio)
対面会議への対応
ここは両者ともに弱点があります。Nottaの強みである会議ボット、Chrome拡張、リアルタイム共有は、会議室での対面には使えません。スマート書記も録音とアップロードには対応しますが、商談先や現場でスマートフォン1台で完結させる用途に最適化された製品ではありません。対面会議が録音の大半を占める職種では、どちらを選んでも機能の一部しか使わないことになります。
勝者:引き分け(どちらも対面特化ではありません)
Nottaを選ぶべき人
- 自分の会議や取材を自分で記録する個人利用者
- オンライン会議が録音の中心である
- 海外拠点や外国語話者との会議がある
- 稟議を通さずに今日から使い始めたい
- 月額1,000円台のコストで収めたい
スマート書記(Otolio)を選ぶべき人
- 部門横断で議事録の書式と運用を統一したい法人
- 議事録をそのまま社内配布する文書として扱いたい
- 利用人数と利用時間を組織単位で管理したい
- 導入時の見積もりと社内調整のプロセスを踏める
対面の会議が中心なら第三の選択肢
録音の大半が会議室、商談先、面談、現場での対面であれば、Nottaとスマート書記のどちらを選んでも主要機能の一部が使われないままになります。この用途に絞った選択肢がSpeakwiseです。iPhoneのマイクで対面の会話を録音し、停止と同時に文字起こし、要点の要約、話者ラベルを生成します。
会議ボットは持ちません。これは機能不足ではなく設計上の割り切りで、対面の場ではURLに参加する仕組みが不要だからです。2026年7月から話者ラベルに対応し、3人以上の商談や面談でも発言者ごとに区切られたテキストが得られます。100以上の言語に対応するため、日英が混ざる対面ミーティングも同じ手順で録れます。
SpeakwiseはApp Storeの有料サブスクリプションで、iOS専用です。外部サービスへの自動連携はなく、共有はテキストのコピー、エクスポート、リンク経由になります。音声処理はクラウドで行われます。出力を先に確かめたい場合は、ブラウザで使える会議の文字起こしツールに手持ちの音源をアップロードして比較できます。
よくある質問
Nottaとスマート書記はどちらが良いですか?
用途で分かれます。個人や小規模チームが自分の会議を記録するならNottaです。無料枠があり、月額1,185円から契約でき、104言語に対応します。部門横断で議事録の書式と運用を統一したい法人ならスマート書記(現Otolio)です。基本使用料は月10,000円からで、見積もりと社内調整が前提になります。
スマート書記は名前が変わったのですか?
はい。2025年12月1日に「スマート書記」から「Otolio(オトリオ)」へ名称変更しました。提供元のエピックベース株式会社は変わらず、機能とサポートも引き継がれています。会議音声を議事録作成以外の業務にも活用するAIエージェントへ位置づけを広げたことが背景です。検索では旧名称がまだ多く使われています。
Nottaの無料プランで議事録は作れますか?
実務では厳しい部類です。無料プランは月120分まで使えますが、1回あたりの文字起こしが3分に制限されます。一般的な会議は30分から60分あるため、無料枠は精度を試すためのものと考えるのが現実的です。継続して議事録に使うならプレミアム以上が必要になります。
対面の会議にはどちらが向いていますか?
どちらも対面特化ではありません。Nottaの会議ボットやChrome拡張はオンライン会議のための機能で、会議室では使われません。スマート書記も録音には対応しますが、商談先でスマートフォン1台で完結させる設計ではありません。対面が録音の大半なら、iPhoneのマイクで録って要約と話者ラベルまで出すSpeakwiseのようなアプリのほうが機能と用途が一致します。
Nottaとスマート書記は併用できますか?
技術的には併用できますが、費用対効果は良くありません。両者は同じ「会議を記録して要約する」領域にあり、機能の重複が大きいためです。併用するなら、用途がずれるツールと組み合わせるほうが合理的です。たとえばオンライン会議はNotta、対面の商談はiPhoneアプリという分け方であれば、重複はほとんど発生しません。
最終評価
Nottaとスマート書記の比較は、機能表の勝ち負けではなく購入者像の違いとして読むのが正しい理解です。Nottaは個人が自分の判断で契約するサービスで、無料枠、104言語、会議ボット、月額1,000円台という条件がその設計を裏づけています。スマート書記(Otolio)は組織が導入する製品で、見積もり型の料金、清書まで含むAIパック、7,000社以上の導入実績がその設計を裏づけています。
自分が払うならNotta、会社が払うならスマート書記。この単純な線引きが、実務ではほぼ外れません。そのうえで、録音の大半が対面であれば両者とも機能の一部しか使わない構造になります。会議室と商談先が主戦場なら、対面前提で作られたiPhoneアプリを軸に据えるほうが、支払う機能と使う機能が一致します。
App StoreからSpeakwiseをダウンロードして、対面の会議に必要な記録だけを手元で完結させましょう。
